South Asia Groove
- U S
- 11月1日
- 読了時間: 4分

1週間でベトナムのハノイ〜タイバンコクとショートトリップへ。
初日1日のみのハードスケジュールでベトナムはハノイへ。
別件でのビジネス商談をサクッと済ませて、遊ぶ間もなくタイへフライト。
いずれにせよ、気温は30℃程でじめじめとした、日本でいう梅雨終わりの初夏のような気候。
タイでも別件の仕事を済ませ、腹ごしらえ。
当然、現地のタイフードを楽しむのがセオリーだが、実は南アジア特有のあのパクチーな感じ、独特な香り、風合いが少し苦手。
と思いつつ、街を歩いているとカレー屋?らしきお店を発見。

メニューがすごい。
その中でも私たち日本人からすると紛れもなくセンセーショナルな盛り付けを発見したので迷わずこちらを注文。

フライでは無く、天ぷらスタイル。
日本ではまず見ない、
むしろ天ぷら×カレーは邪魔とされるでしょう。
よし、タイ側からの提案を飲もうと。
味は、、、、
まぁまぁ美味かった。
まぁよくよく考えれば
美味い×美味いだから当然美味い。
ただ、まぁ醤油、天つゆがベター。
これがバンコクストリートスタイル。
カレーの味はタイナイズドされてるかと思いきや
普通にバーモントカレー。美味い。
タイの洗練を浴びつつも翌日、仕事を済ませ時間を作り、vintage marketへ。
事前に情報を調べておいたが、やはり現地で聞くのが1番ということで、バンコクのダウンタウンで明らかに古着を着ているイカしたローカルに、どこが良さそう?と聞いてみると、『JJマーケット』というのがあるらしい。
英語が通じてよかった。
近年、日本に並び世界のvintage市場の中核を担うタイの古着市場。
日本にも多くのタイのvintageバイヤーが訪れ買い付けを行う。
もちろん、昨今の円安の影響で本国アメリカでの買い付けがハードになりつつあるある為に、タイに買い付けに来る日本のvintageバイヤーも多数だ。

でも、何故タイ?
東南アジアの中心、バンコク。
ここはいま、世界でもっとも熱いヴィンテージシーンのひとつだ。
アメリカをはじめ、日本やヨーロッパから不要となった衣料は世界の衣料品不足である国々へ物資として輸出される。
南アジアに関してはその経由地として機能しているのがこのタイのバンコク。
近郊の港(レムチャバン港など)が発達していて物流の中心地となっており、周辺国(ラオス、カンボジア、ミャンマー)に陸路で運びやすいことでこの地に世界中から古着が集まる。
つまりタイは、古着の世界でいうと「東南アジアの倉庫+仕分け工場+市場」のような役割を果たしているのだ。
そして、近年、SNSの発達にもより若者を中心にファッション感度が非常に高くなっており、アメリカ、日本といったスタイルを独自のフィルターを通して、タイオリジナルのファッションスタイルを構築している。
タイの若者にとって、ヴィンテージは単なる服ではない。それは「自由」や「個性」、そして「サステナブル」への意識を表現する手段だ。マーケットは買い物の場であると同時に、新しいカルチャーや音楽、エネルギーが交わる場所でもあるのだ。


せっかくなので、SAVES THE DAYのビンテージセクションでラインナップ出来そうなvintageをディグ。
価格帯的には、バンドteeなど、日本でも高騰しているものに関してはかなり高い。
現在、タイバーツは日本円よりも貨幣価値が高くなっており、アジア圏でも最も成長曲線の幅が大きい貨幣のひとつ。
一昔前ではタイでの買い付けがリーズナブルと言われていたが、現場をみるとなかなかそうもいかないようだ。
バンコクといえばtee
街を歩けば、服好きそうな若者は飾って良いteeを着ている。
年中暑いこの国ではteeで己のアイデンティティを表現する。
今回マーケットで何百着、下手したら千着。
teeをdigして最高だった。
SAVES THE DAYの持つバックカルチャー、メッセージ性をvintage teeに。

バンドteeや映画ものなど、所謂スペシャルteeは沢山あったが、
あえてそこにはフォーカスせず。
クセの強いのが良い。
これら、ゆくゆくSAVES THE DAYのshop pageにて販売予定なのでお楽しみに。
あっという間のtripだったが、今回の旅で感じたgroove。
『微笑みの国』と呼ばれるタイ。
タイの約9割の人々は上座部仏教(Theravada Buddhism)を信仰していることが理由。
仏教では「怒りや欲を抑え、心の平静を保つこと」が大切とされており、笑顔はその「心の安らぎ」や「思いやり」の表れ。
つまり、タイ人の笑顔は単なる“表情”ではなく、
信仰と価値観から生まれた生き方の表現でもある。
そんな人々の優しさ、
バンコクという大都市の喧騒と、人々のmellowなgrooveのコントラストが心地よい。
この独自のカルチャーを現地で目の当たりに出来たこと、SAVES THE DAYへのエッセンスとして組み込まれていく。
次の機会でももっと色々なマーケットや人との出会いを模索したい。
日本に帰ってきたばかりだが、
今日からは遠くヨーロッパはドイツへ。
また新しいエッセンスを。
ドイツの様子もブログにて。
それでは。



